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2014.07.05  あすなろ117 死後の世界(過去記事)

2011.07号

今回は、死後の世界の話をしましょう。

最初にお断りしておきますが、これから話す内容は、全て本当の話です。

皆さんは、人間が死んだらどうなるか、ご存じでしょうか。

魂はどこへ行くのか。

魂とは何か。

考えられることは色々とあると思いますが、ここでは真実だけを書きます。

信じる信じないは別にして、これから書くことは、全て本当の話です。

人間は死ぬと、その後、


死後硬直します。


......ええ、本当の話です。

厳密には、瞳孔拡大、筋弛緩、冷却、乾燥、角膜混濁、死斑、崩壊などの各段階があるのですが、小説やマンガなどでよく登場する表現としては、「瞳孔が開く」「血が固まっていない」「まだ温かい」「死後硬直しているから死後○時間」あたりが多いかと思います。

死後硬直というのは、ずっと以前から、不思議な現象だと思っていました。

高校生の頃、道ばたに落ちている犬や猫の死体を、何回か茂みの中に放り込んでかたづけたことがあるのですが、持ち上げると、寝ている格好のままで、体が固まっているんですよね。横に投げ出した前足を上に持ち上げると、後ろ足も一緒に上に向くんです。だらんとならずに、カチカチになっているのです。

この現象は、昆虫でも同様に起こります。

私は昆虫が趣味です。いや正確には、「昆虫趣味です」かな?最後は、昆虫をいじるために大学にまで行ってしまったわけなんですが、そういうわけで、よく飼ったり標本を作ったりしていまして、何度も硬直の様子を見てきました。しかしそれから日が経つと、また弛(ゆる)むのです。これが不思議でした。

さて、医学的にはどんなことが起こっているのでしょうね。

固まるのは、筋肉です。その主な要因は、死後、筋肉が縮まることにあるようです。筋肉の中には、ATPと呼ばれるエネルギー源があるのですが、それの供給が止まって枯渇してしまうと、筋肉がゆっくりと縮まり始め、そのままの形で固まってしまう、ということのようです。筋組織が縮まる化学的過程については、高校生物と高校化学の知識が必要ですので、ここでは省略します。

確かに、虫の場合は足が縮まった状態で死んでいます。筋肉が縮まっていますね。

では、どのくらいの時間硬直しているのでしょう。

ウィキペディアによれば、「死後硬直の進展は環境温度等の影響を受けるが、通常死後2時間程度経過してから徐々に脳から内臓、顎や首から始まり、半日程度で全身に及ぶ。30時間から40時間程度で徐々に硬直は解け始め、90時間後には完全に解ける。」とされています。しかしここにも断りのあるとおり、様々な要因によって、かなり幅があるようです。ですから、死後○時間という判断は、死後硬直だけでは確実とは言えないようです。

それではこの辺りで、死後硬直の利用法をご紹介しましょう。

大抵の人は、病院などの管理下で死ぬことになります。事故による突然死だったとしても、その後一度は病院に運ばれて、医師に死亡確認を取ってもらうことになります。ですから、死後硬直が起こる前に、姿勢を正すことが可能です。

姿勢を正すとは、要するに棺桶に収まる格好のことですよ。

通夜の時、遺体は綺麗に足を伸ばして手を胸の前に合わせています。宗教によっては指を組んだりしています。そうやって皆に姿をさらしている時は、動かない方が都合がいいのです。クニャクニャと動いてしまうと、ちょっと棺桶をずらしただけで手足の位置がずれてしまうので、その度に直す必要があります。

ですから葬儀屋さんは、死後硬直が解けないように、ドライアイスなどを使って時間を引き延ばしています。冷やすのは、もちろん腐敗防止という目的もありますが、それより死後硬直を保つという意味合いの方が大きいようです。

もちろんこれは、死後硬直を保てる場合に限っての話で、例えば病死した後に解剖するなどとなると、死後硬直が解かれてから棺桶に収まることになります。そうすると、体はクニャクニャです。ええ、確かに解剖後の遺体はクニャクニャでした。

......なんて言っても、普通は棺に収まっている遺体をわざわざ出したり、ましてやみんなで記念撮影をしたりするなんてことはしませんから、そういう経験をすることは、まずないでしょうけど。

しかし、死後硬直が「解ける」とは言っても、筋肉が元の状態に戻るわけではありません。筋肉を分解する酵素が筋肉の中に残っていて、それが筋繊維をばらし始めるのです。そしてこの状態に至らないと、筋肉は美味しく食べられません。

ともかく葬儀屋さんは、鮮度を保とうとがんばっています。しかし、死に方によっては、鮮度がずっと保てるような場合があります。それが、活け締めと呼ばれる殺し方です。

筋肉の中からATPが無くなると、死後硬直が始まります。逆を言えば、ATPがあるように殺せば、硬直が始まる時間を遅らせることができるわけです。

殺しのプロのテクニックを教えましょう。

まず、相手がリラックスした状態のうちに、一気に脳を破壊します。ここで、極力暴れさせないのがポイントです。次に、首筋のあたりから背骨を断ち切ります。そして手早く、水にさらして血を抜きます。これによって、血のにおいが残ることを防ぎます。さらに高度な技として、背骨の中を通る神経を、針金などで破壊してしまう、神経抜きというものもあります。

ここまでしておけば、死後硬直してしまう前に、筋肉内の酵素が筋肉を分解し始めて、身が新鮮なのにうまみが出るという、最高の状態になります。

この技術は、日本が特に発達しているそうです。西洋人は、そこまで殺し方にはこだわっていないようで、硬直を過ぎてから腐敗までの間で、おいしいタイミングを測るのだそうです。ただ、ドイツでは、まだ体温が残っているうちに塩漬けするという文化もあるようです。

何の話でしたっけ?

ええと確か今回は、肉と魚の食文化の話でしたよね?

学塾ヴィッセンブルク 朝倉  



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