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2014.12.17  あすなろ22 グルタミン酸(過去記事)

2003.08号
 

前回、アミノ酸飲料について、朝倉的解釈をさせていただきました。ついでですので、もう一つ、有名アミノ酸について、私なりの考察を書いてみます。

加工食品の成分表示のなかに、かならずと云っていいほど登場するのが「調味料(アミノ酸等)」と「香料」です。これが二つとも入っていない食品と云うのは、今や本当に希です。基礎調味料である醤油にも「調味料(アミノ酸等)」が入っているものはありますし、ペットボトルのお茶にも香料が入っていることがあります。

ご存じの方も多いと思いますが、「調味料(アミノ酸等)」の正体は、主にグルタミン酸ナトリウム(MSG)と核酸などの混合物です。簡単に云うと、「味の素」+αです。化学調味料のことです。一時期は安全性についていろいろ云われていたこともあるようですが、現在では特に問題ないとされているようです。

安全性について、いろいろ調べてみました。安全性に対する記述がある時には、大抵「危険派」の意見になるようです。安全だと思っている人はわざわざ主張しないから、どうしてもそうなってしまうのでしょう。しかし「買ってはいけない」の例(*)もありますので、安全性に関して討論しているウェブサイトを参考にしてみました。

・危険派(問題提起)

①動物実験によれば、大量摂取により神経に異常がみられ、死に至ることもある。

②中華料理症候群~大量摂取した人たちに頭痛や舌のしびれが起こった~の例にある通り、人体にも影響を及ぼす実例がある。その他アレルギーを示す実験の報告がある。

③アメリカでは現在、二ヶ月までの乳児に与えることを禁じられている。妊婦に与えないほうがいいとしている病院もある。この事からも、毒性をもつことがうかがわれる。

・安全派(反論)

①動物実験で使ったMSGの量は異常なほど大量(人間で云うと一度に一瓶より多い量)で、方法も経口でなく皮下注射であるため、データとして全く使えない。味の素一瓶を一度に皮下注射したら、どこかおかしくなって当たり前。これとは別に、人間換算で一日あたり一瓶近くを、マウスに二年間毎日経口投与した実験もあるが、こちらでは異常が認められなかった。(マウスにとって、二年間はほぼ一生分)もちろんMSGに限らず、どんなものでも過剰摂取すれば毒になる。

②状況を再現した実験をしてみたところ、結果にあまりにもばらつきがあり、MSGが原因であるという結論を出すことができなかった。また、「アレルギーを起こす場合がある=毒である」と云うのなら、蕎麦も卵も牛乳も毒と云わざるをえない。蕎麦で死者はでるが、MSGで人が死んだとは聞かない。

③乳幼児は体各部の構成が未熟なため、月齢に応じて過剰摂取を控えた方がいいものがある。乳児は脳関門が未熟で、グルタミン酸は脳内の神経伝達物質であるために、脳に入りすぎるのは危険ではある。しかし、母乳にもグルタミン酸は含まれており、一切摂ってはいけないものではない。確かにそれを明記しない企業にも問題はあるかもしれないが、だからと云って毒扱いは短絡的すぎ。

はい。結論が出たようです。MSGは体に悪いものではない、らしいです。安心してどんどん摂取しましょう。

 

じゃなくて。

 

実は、私は化学調味料の入った食品を食べると、少々喉の奥が腫れます。どうやらアレルギーのようです。しかし、昆布ダシの料理(天然のグルタミン酸入り)では何ともありません。摂る量の違いなのか、天然物と化学調味料とは何かが違うのか、そのあたりはよくわかりませんが、「アミノ酸等」は、あまり積極的には食べないようにしています。

私がそうだから、と云うわけでもないのですが、自分の子供(〇歳・二歳)には「アミノ酸等」と「香料」を極力与えないようにしています。微妙な感覚が麻痺するのが恐ろしいからです。香料は特にそうですが、要は味を「騙して」いるわけですよね。もしくは、無理ににおいを「濃く」しているということでしょう。

塩分の多い食事になれてしまうと、薄味の料理の味がわからなくなってきます。それと同じで、子供の頃から「きつい味」になれてしまうと、繊細な感覚がなくなってしまいそうな気がしています。そういう意味では麻薬的な要素もあるのかもしれません。逆に、普段から摂らないようにしていると、入っていれば味でわかるようになります。いつもこう有りたいと思っています。

かく云う私も、学生時代には化学調味料を大量摂取致しました。単体では買ったことがないのですが、三〇食一〇八〇円也の安いラーメンを、毎日毎日食べ続けました。きっとかなりの量の化学調味料を食べさせて頂いたことでしょう。その結果が今のアレルギーなのかもしれません。カミサンには、「一生分のグルタミン酸を食べ終わってしまった人」と云われています。

ついでに、缶コーヒーも一生分飲み終わってしまったらしいです。以前の職場(肉体労働)では、一日に何本も飲んでいましたが、ある日を境に、突然においが気持ち悪くなってしまいました。それ以来、もうダメです。

要は、何でも摂りすぎは良くないよ、と。

それにしても、香料とアミノ酸等は、本当に何にでも入っています。これを全部避けるのは至難の業と云えましょう。それでも意識して成分表示を見るようになれば、と思っています。

ところで、参考までに

「無添加醤油」の成分表示に、「酵母エキス」とあったら、「精製前のグルタミン酸を入れたんだなあ」と思ってください。

世の中信用できないことが多くて困ります。ほんと。

学塾ヴィッセンブルク 朝倉   



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