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2015.06.10  あすなろ124 スマホ反対!(過去記事)

2012.02号

すっかりアレが増えてきました。

正月、実家に帰ったら、弟とイトコの電話が共にアレになっていました。

アレってのはアレだ、「スマートフォン」、通称スマホのことですよ。

こんなシーズンですので、受験が終わったら携帯を買ってもらえる方は多いのではないかと思いますが、うかつにスマホを選んで痛い目にあわないように、今回は私様が警告を差し上げることに致しますよ。決してスマホがうらやましいわけじゃないんですからね。うううらやましくなんてないんだから!

まず最初に申し上げますと、私はスマホに機種変更をするつもりはありません。これは本当です。理由を書き出してみます。

1.ブラインドタッチができない。

これが一番の理由です。従来の携帯電話は、キーに凹凸が必ずあるために、慣れれば画面だけを見ながら片手で文字が打てます。さらに慣れれば、携帯の方を全く見ないでメールを打つこともできます。しかしスマホは両手持ちが基本の上、凹凸が無いために画面を見ないと何もできません。

私はauなのですが、カミサンとはよく、些細な内容でもCメール(家族無料)を互いに送って「会話」しています。完全ブラインドタッチができると、運転しながら片手だけで「終わった。今出たとこ。」とか、「ドラッグストア寄るけどなんかある?」とかメールできますが、スマホでは不可能ですので、今よりも不便になること必至です。

ちなみに、道路交通法では、運転中の携帯メール自体の禁止はしていません。「携帯電話などの画面を注視すること」が禁止事項ですので、ブラインドタッチならば問題ありません。確認の為に見るとしても、オーディオ操作よりはよっぽど短時間です。

2.でかい。

今の携帯の前は、いわゆるラクラクホンでした。電話、メール、カメラなどが必要最低限についているものです。しかし、カメラ機能の必要性から今の携帯に変えたとき、最初に感じたのは「でかい・重い」でした。ワイシャツの胸ポケットに入れていると、かがんだ拍子に落ちる確率が二〇%から八〇%(当社調べ)に跳ね上がり、もう胸には入れられなくなってしまいました。

スマホの場合は、そもそもポケットに入れるようなシロモノではありません。そりゃあ無理に入れれば入るでしょうが、私からすれば、収まったとは言い難い状態です。

3.携帯でインターネットは見ない。

これも大きい理由です。今時の携帯は、要らないと言っても勝手にテレビとかネット機能とかついてきますが、私は全く使いません。インターネットはパソコン(PC)で見る方が早いし見やすいですから。むしろ、誤操作を防止する為に、携帯のネット機能にはロックをかけています。

しかし例えば、通勤で一時間以上電車に乗って、しかも本を読まない人ならば、その間の暇つぶしとしてインターネットの閲覧機能は便利かもしれません。しかし逆に、それ以外では、携帯でネットを見る必要性は、ほとんど感じたことがありません。せいぜい、出先で見る渋滞情報くらいです。

さて、このような理由から、今までスマホには全く手を出さずにいたのですが、正月に、赤外線機能もついていないスマホに乗り換えたイトコに「ガラケー」呼ばわりされたので、ちょっと逆上しました。こうなったら、スマホのダメっぷりを徹底的にさらけ出そうと思います。

ガラケーとは、ガラパゴス携帯の略。日本市場独自に進化した、日本では標準的な携帯電話のこと。高性能カメラ、iモード、電子マネー、ワンセグ、絵文字、赤外線機能、着メロ、着うたなどに対応した機種。

最初に、強調しておきたいことがあります。

スマホは、「多機能な携帯電話」という考えは持たない方がいいです。アレは、「電話もできるPDA」と考えてください。PDAというのは携帯端末のことですが、はい、ここでPDAの意味が分からなかった方は、スマホを持つ必要はありません。

要するに、小型のPCと解釈するのが正解で、通話機能はオマケです。最近、韓国のメーカーが「電話機能の付いたカメラ」を作りましたが、これと同じで発想が逆なのです。

PCといえば、自作する場合を除けば、大抵は余計なものが最初からたくさん入っています。知っている人は、そういうものを全部削除してから使っているのですが、スマホも同じだと考えてください。つまり、PCレベルの初期設定が必要なのです。はい、ここで、自分のPCに最初から入っていた機能を全く削除しないで使っている人は、スマホを使わない方が無難です。

もちろん、初期設定を何もしないで使えるようになっているものもあります。電話販売店で、使うにあたって必要なものを取得する方法を教えてくれたりもするでしょう。

しかし、余計なものを消す方法は、まず教えられることがありません。そして、そのまま使っていると、搭載アプリが勝手にパケットを使い始めて、あっという間にパケット上限に達します。すると今度は、データ通信量に上限が設けられて、結局はネット閲覧時に高速回線が使えなくなります。本末転倒です。

これを防ぐ為に、普段は3G回線をオフにして、可能な限りWi―Fiで使う、という方法があります。しかし、都会ならばともかく、この茨城の片田舎で、マクドナルド以外のWi―Fiスポットなんてまずありません。自宅で環境を整えてもいいのですが、それならばPCを使えばいいだけですし、日常的につなぐならば、IPアドレスの設定を自動にしないで、自分で割り振った方がいいでしょう。はい、ここまでの話についてこられない人も、スマホを持つ必要はありません。

そういった使い方をしないと、電話代が最低でも毎月七〇〇〇円になります。

さらにさらに、リアルタイムでメールが届かない(最短でも一五分おき)とか、画面がすぐに手の脂でギトつくとか、充電は毎日必須とか、場合によってはバッテリーが一日持たないとか、電源落ちやフリーズ、通信不良などのトラブルが何回修理に出しても直らないとか、機能についての苦情を言いに行くと「それはソフトの問題だから」と追い返されたりとか、非通知着信拒否の機能が電話側についてないとか、スマホで撮った自宅画像をブログにあげると場所が特定可能だとか、ウイルス対策がゼロに等しいとか、まあ、現時点では本当にトラブルの多い「電話」です。

私の読みでは、あと数年のうちには、一〇〇%国産でこわれにくい、しかも老人でも使いやすい親切なスマホが出ると思います。買うなら、それからでも遅くはないと思います。ちなみに、国民生活センターに寄せられる相談のうち、三割が「解約したい」だそうです。

あ、買ってしまった人は、上手に「改良」してくださいね。完全に使いこなせば便利な道具であることは、私も認めます。

学塾ヴィッセンブルク 朝倉  



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