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2015.09.10  あすなろ74 サンマの食べ方指南(過去記事)

2007.12号

いやはや、寒くなってきましたねえ。
もうすっかり、秋だなんていってられなくなってきました。

秋の話題の中で、いつか書きたいと思いながらも、
結局今まで書いていなかったことがありましたので、今更ながら書きます。

それは、サンマの美しい(?)食べ方指南です。

実はこの話は、私が書いているインターネット上の日記(mixi)に、
少し前にあげた話題です。
それが今年の11月13日のことだったのですが、
その数日後の16日だったか17日だったかに、
同じテーマの内容が、テレビの深夜番組で放映されたのです。
もちろん偶然ですが、ちょっとびっくりしました。

というわけで、もしかしたらその番組を見た方もいらっしゃるかもしれませんが、
別にテレビに対抗したわけではなく、単なる偶然ですから。
......と、先にお断りしておくこととします。

まず、サンマです。

茨城に来て驚いたのが、「サンマの開き」というものの存在です。
大学生の頃、定食屋で「サンマ定食」を頼んだら、そういうものを出された経験があります。
が、そういうものは無視します。
サンマといえばワタが入ってこそでしょうやっぱ。

皿に置くときは、もちろん左側が頭です。
当然ですよね。(①)
さて、最初に解体するのは、手前腹側です。
頭側からいきましょう。(②)

74-1.png

まずはこんな感じです。
大根おろしは大量に用意しましょう。
理由? その方が楽しいからに決まっています。
余ったら余ったで、大根おろしご飯が食べられますし。
それでも余るようでしたら、煮物にでもいれちまえ。

順に開いて腹側を食べていきます。(③)

74-2.png

一通りいったら、次は背身です。(④)
尻尾まで順に開いて食べましょう。

さて、次はいよいよお待ちかね、はらわたです。
......とはいっても、お子ちゃまにはこの味はわからないでしょうから、
初心者は、まずは食べやすい心臓からいきましょう。

これが心臓です。(⑤)
えらぶたの際(きわ)にありますので、ちょっと頭側から掘り出してください。
錘型をしています。
よく見ると、見るからに一心房一心室で、なかなか愉快です。
中学生くらいまでは、これが「キモ」だと思っていました。
心臓は、ワタにおいても「グニャグニャしていなくて苦くない部位」ですので、
不慣れな方は、こちらだけでも食べてみましょう。

74-3.png

さあ、他のワタも全部食べ......るというわけではありません。
一カ所だけ、ちょっと食べにくい部分があります。
胃なのか何なのかよくわかりませんが、
決まって鱗(ウロコ)が重なって入っている場所があるのです。
鱗は大抵、緑がかった色がついています。

鱗なんて食べてもおいしくないので、これだけはよけて端に残しておきます。(⑥)

というわけで、それ以外のワタは食べられる部分です。
慣れていない方は、大根おろしをだっぷりと乗せて、混ぜて食べましょう。

今でこそ、ワタにはあまり大根を混ぜない私ですが、学生の頃までは、
この段階で大量の大根を消費していました。

解体の正しい手順としては、もしかしたら
表背身よりもワタの方が先だったかもしれません。
間違えていたらごめんなさい。

次は、向こう側の腹身を外していきます。
ここで、尻尾を手で掴んで持ち上げる、なんて下品なことはしません。
置いたままの状態で、肉だけ外していきます。(⑦)

74-4.png

外れました。(⑧)

最後は向こう側の背身です。
これももちろん、骨はそのままで外していきます。(⑨⑩)

74-5.png

最後までいきました。(⑪)

74-6.png

そして、ごちそうさまです。(⑫)

いかがでしょうか。

以上の手順は、親父から教わった
「お茶の作法による正しい食べ方」のはずですが、
もしかしたら、どこか記憶違いで間違っている可能性はありますのでご了承を。

と、ここまで書いておきながら、そろそろサンマの季節も終わりですね。
食べたくなってきたところ、どうもすみません。
今シーズンはもう、いいサンマが無いようでしたら、
今回の内容は、来シーズンまで保管しておいてください。
うひひ。

ところで、先に出したテレビ番組上では、「和食の先生」とやらが登場して、

「骨は手で外して向こう側に」

なんて言っていました。

私の勝ちですね。

以上。

学塾ヴィッセンブルク 朝倉  


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