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2015.12.06  あすなろ169 私的水族館案内

2015.11号
 

我が家は夫婦で水族館が好きです。

子供がいない頃や小さかった頃までは、二人(もしくは二人半くらい)で、あちこちの水族館に行きました。

いや、水族館はいいですよ。動物園と比べるとよくわかるのですが、

一、        夏でも暑くない

二、        冬でも寒くない

三、        展示から展示までの距離が短い

四、        坂を上ったり下りたりが少ない

んん? 並べてみると、なんか消極的な理由ばっかりですがどうしてでしょう。ついでに言うと、博物館も好きなのですが、理由は......あまり気にしないことにしましょう。

茨城で水族館といえば、もちろん大洗のアクアワールドでしょう。私は何回行ったかわかりませんが、少なくとも五~六回は行っているはずです。

アクアワールドの前の大洗水族館にも一度は行っているはずなのですが、あんまりよく覚えていません。よくある地方の水族館で、「ふーん」なレベルだったからだと思います。

しかし、アクアワールドになってからは、相当よくなりました。水族館としては多分、全国レベルでもかなり大規模な方だと思います。

ここの売りは、サメ関係の展示です。種類数は日本一を謳っています。さらに、生きた卵発生(卵の中で育つ様子)が見られるなんて、多分他ではありません。生きたマンボウもいますが、これも他の水族館ではまず見られません。

私の個人的なお勧めは、エトピリカです。エトピリカというのは、北の方に住んでいる海鳥なのですが、こいつらは空も海中も同じように「羽ばたいて飛ぶ」んですよ。


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なお、泳ぐ水鳥は色々いますが、空も海も同じように翼で推進するのは、このツノメドリ(パッフィン)の仲間だけです。それ以外の鳥と言えば、翼で泳ぐペンギンは飛べないし、ウは飛べるけど水中では翼を使わずに足だけで推進するし、カツオドリは確かに翼を広げて潜水するけどあれば舵ですからね。

確かエトピリカは、初めてアクアワールドに行ったときにはいなくて、途中から追加されたと思いました。今では当たり前のようにいますが、わたしゃ最初にこれを見たときには感動しましたよ。だってそれまでは、写真でしか見たことがなかったんですよ。本当にこの感動を分けてあげたいあなたにも。

アクアワールドの話に戻りますと、館内にミュージアムショップ(土産物屋)が二軒あるとか、食堂で海鮮丼が食べられるとか、そんなのも何げにここだけです。県外の水族館に行って失望しないように。特に、都内のハシゴできるレベルの数カ所とか。ただ、あれはあれで楽しめるんですけどね。

千葉の鴨川シーワールドも、面白いところです。シャチのショウは多分ここだけですし、ベルーガの飼育もここが一番最初らしいです。一度シャチショウを見てしまうと、その後はイルカのショウが迫力不足に見えてしまうでしょう。(犬吠埼マリンパークを除く)

福島のアクアマリンにも一度だけ行きました。サメが通る度に引っ込むガーデンイール(チンアナゴ)には癒やされます。サンマの遊泳という珍しい展示もあったのですが、地震の後は、やっていないそうです。

八景島シーパラダイスには、カミサンと二人でクルマで行きました。ゴールデンウイークだったので、もう首都高から渋滞で、現地に着いてからもものすごい人の数で、一通り見たのですが「もういいや」でした。ここは、遊園地のオマケであって、水族館を目的に来るところではないのだろう、というのが我が家の結論です。人がもう少し少なければなあ。

大洗のアクアワールドができる前に何度も行ったのが、静岡県清水の三保にある東海大学海洋科学博物館です。入ってすぐのタツノオトシゴ各種は、何回行ってもいいです。ここの面白いところは、あくまで「海洋博物館」ですので、海そのものに関する展示が多いところですね。地震から津波が発生するまでの水の動きはここで初めて理解しました。

また、すぐ隣には人体博物館もあって、ここでしか無い展示が必見だったのですが、何年か前に無くなってしまいました。あと、同じ敷地内では、ヘラヤガラとかクマノミとかの変な「鯉のぼり」が上がっています。

三重の鳥羽水族館には一度だけ行きました。ここは、でかいです。アクアワールドができる前だったので、なおさら感激しました。

ここにはスナメリ、ジュゴン、マナティがいます。最近では、「絶食を続けるダイオウグソクムシ」でも有名になりました。全体的に子供向けじゃない雰囲気の水族館です。

今年の夏は、沼津の深海水族館に、ダイオウグソクムシを見に行きました。ずっと前から目黒寄生虫館と並んで行きたかった場所です。規模は小さいものの、国内唯一のシーラカンス標本など、なかなか良かったです。

愛知県蒲郡の竹島水族館というところもとても小さいのですが、巨大なタカアシガニが水槽みっちりに詰まっているという光景は、絶対にここでしか見られません。タイミングが合えば、「オオグソクムシやタカアシガニを触れるタッチプール」というすごいものもあるとか。以前は、アカウミガメやアオウミガメも普通に触れるところを泳いでいたのですが、今はどうでしょう。しかもここ、入館料は大人五〇〇円です。一体どうなっているのでしょう。ただ、建物は超古いです。

大阪の海遊館には、ただジンベエザメを見るだけのために宿を取って行きました。当時、ジンベエザメが見られるのは、海遊館以外では沖縄の美ら海水族館だけだったのです。

海遊館という施設自体、「巨大水槽を覆うために建物を作ったら八階建てになっちゃった」という構造で、よくある大水槽のレベルを超えています。そこまで巨大な水槽ですので、五メートルクラスのジンベエザメが二頭入っても、余裕で泳げちゃうわけです。

と称えても、沖縄美ら海水族館はもっとでっかいらしいですね。水槽の深さは十メートルだとか。水族館オタクとしては、いつか一度は行かないといけない聖地です。

それだけ好きな水族館ですが、ここ数年は、本当に滅多に行かなくなってしまいました。というのもですね、子供がですね、水族館に行こうといってもですね、「水族館?飽きた」ということになってしまってですね、うん。

学塾ヴィッセンブルク 朝倉  





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