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2017.05.26  あすなろ188 大英自然史博物館展

2017.06号
 

つい先日のことですが、秋篠宮殿下夫妻と眞子内親王殿下が、大英自然史博物館展に行ったとの報道がありました。

これ、私もゴールデンウイークに行ってきたのですが、いやこれがまた個人的なツボでして、非常に楽しめましたので、ちょっとレポートなんぞを書いてみます。

そもそもこれはどういうものかというと、イギリスに大英自然史博物館というものがあるのですが、そこの展示物を日本まで持ってきて見せたろ、という企画です。目玉は、ダーウィンがガラパゴスに行った時の記録や、始祖鳥の化石など。生物オタクにはたまらない内容です。

まず、ダーウィンです。この人が進化論の人だということは、中学生以上?ならばご存じかと思います。

ダーウィンが著書「種の起源」で自然選択説を唱えるきっかけとなったビーグル号の航海では、ガラパゴス諸島でフィンチという種類の鳥を多数採集しています。(今ではダーウィンフィンチと呼ばれています)

色々なクチバシのフィンチを採集して、持ち帰った後に鳥に詳しい人に鑑定してもらったところ、クチバシ以外はほぼ同じという結果が出ました。これに対してダーウィンの出した結論は、「元々は一種類だったフィンチが、食べ物の違いによって様々な形に進化して別種となった」で、進化論を考察するきっかけとなったというものです。

また、ダーウィンが見つけた、とあるランの花は、20センチもの管の奥に蜜があります。これを見て彼は、「この蜜が吸えるような長い口吻を持つ昆虫がいるはずだ」という予言をしています。そして、それに合ったガが、後に発見されています。

画像は、そのフィンチとガの標本です。


188-1.png

「ウォレス線」というものがあります。

生物の分布を世界的に見たときに、同じような生物相が見られる区域を地理的に分類することができるのですが、そのうちの東南アジアとオセアニアを分ける線をウォレス線といいます。と、そこまでは知っていたのですが、その提案者ウォレスさんが、ダーウィンと同時代の人でダーウィンの進化論に影響を与えている人だったとは知りませんでした。


188-2.png

ダーウィンが進化論を唱えたとき、当時の生物学の重鎮であるオーウェンからは、激しい反論がありました。

ギデオン・マンテルという人がいます。この人は、巨大な歯の化石を見て、それがイグアナの歯とよく似ていることに気付いて、過去に巨大な爬虫類がいたと最初に考えた人です。そしてその持ち主の名前はイグアノドンと名付けました。これが最初の恐竜の名前だというエピソードは、恐竜好きならば有名ですよね。そしてその後、オーウェンによって「恐竜Dinosauria」という名称が提案されて、今に至ります。

さて、ダーウィンに反論したオーウェンと、恐竜の名付け親であるオーウェンは、同一人物でした。びっくり。というか、同じ名前なのに同じ人だと気付いていなかった自分にびっくりです。

ヨーロッパ人がニュージーランドに到着したとき、マオリ族から巨大な骨を入手しました。何の骨かわからなかったのですが、そのうちのたった一つの骨から、これはダチョウのような巨大な飛べない鳥の骨である、と推測した人がいました。それがモアという巨鳥の存在の発見でした。......という話は知っていましたが、それもなんとオーウェンのことでした。

という、マンテルのイグアノドンの歯の化石と、モアの全身骨格です。


188-3.png

そしてそのオーウェンこそが、この大英自然史博物館の初代館長だったそうです。

また、先述のウォレス線のウォレスと同行したベイツは、昆虫に関する記録を......なんて記事がありまして、これはもしやと思ってその場で検索。うなるガラケー! はい、このベイツとは、ベイツ擬態のベイツでした。

昆虫の擬態にはミュラー擬態とベイツ擬態があるのですが、そのベイツさんがこんなところにいたのです。......説明はカット。

あと他に、うおおおおと思って撮影したのは、ニホンアシカの剥製、リョコウバトの剥製、フクロオオカミの剥製ですね。全て人類が絶滅させたという記録が残っている動物類です。

化石では、始祖鳥のタイプ標本、スミロドン(サーベルタイガー)、グロッソテリウム(オオナマケモノ)も、何枚も撮影しました。


188-4.png

スミロドンは、犬歯が単なる丸棒である今の肉食獣と違って、薄い刃の形をしています。

グロッソテリウムは、一度樹上生活になったナマケモノが、再び地上に降りたものです。しかし、木を掴むために指が曲がり込むように進化した足で歩いたので、指が変な風に横に接地しています。

......というような説明なんて書いてないので、他の人たちは、横から全身像をスマホで一枚撮って終わりです。しかしこちらは、スミロドンの歯の形を知りたくて必死に下から回り込んだり、グロッソテリウムの前から回り込んだり足の指をアップにしたり、ガラスにカメラを密着させて大撮影大会です。

いや~、アホですね。アホで良かった。

学塾ヴィッセンブルク 朝倉  







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